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THE ALL

宙奏曼荼羅ってデザインをしないんです。
構図とかも考えません。どんなのが出来上がるか想定も操作もできません。
間違えたら間違えたところをそのままに活かして次に進みます。
どうしてかというと
勝手に出来上がっていく「性質」のものだからです。
こーゆーのが描きたいとかあーゆーのが描きたいといって描かれた曼荼羅は全く力がありません。
宙奏は本来
出来上がった瞬間にそれは見事な「どや顔」になります。
でも「描きに行った」曼荼羅は
「こんなのでどうですか?」という「お尋ね顔」をしています。
つまり曼荼羅自体に主体性がなく、外からの評価を気にしてるんです。
そーゆのはもういらないって事に気が付いていこうとするのが「宙を奏でる点描曼荼羅画講座」なんです。
受講生さんのうちはそれでいいんですよ。
学ぶ場所なんですから、
あれこれ色々あーでもないこ-でもない
それが大切な事。
間違いも楽しめる余裕で取り組んでいってほしいです💙
まよ
写真は90㎝角の「THE ALL」という作品です。
ヘルメストリスメギストスから授かったタイトルです。
タイトル通り、コンパスからは
この世界のあらゆるものが
あらゆる場所に生まれてきました。
昔、葛飾北斎は
「物差しとぶん回しがあればこの世のすべてのものが描ける」といいました。
「それはこういうことだ」というのと
だから宇宙の始まりもこの宇宙も数式で描けるのだと
そんなことをたっぷりと味わった。
幸せな制作期間でした。
描かせてくれた「すべて」に感謝しています。